粉ふるいナシでもＯＫ！材料はたったの5つ、まぜて焼くだけのオシャレパンケーキ「 ダッチベイビー 」

だいたいいつも家にありそうな材料で、短時間でサッと手軽に作れるダッチベイビー。
簡単なのに見栄えがして、朝ごはんや休日のブランチはもちろん、おやつにもピッタリ！おうちでオシャレなカフェ気分が味わえるメニューだ。

専門店ができたり、鉄製フライパンの「スキレット」が人気になったり、一気に知名度があがったダッチベイビー。見たことあるし、聞いたことあるけど、そもそも「ダッチベイビー」って何なの？って人も多いかもしれない。

ドイツ風パンケーキ「 ダッチベイビー 」

「ダッチ・ベイビー・パンケーキ」通称ダッチベイビーは、パンケーキの種類のひとつで「ジャーマン・パンケーキ」や「ダッチ・パフ」とも呼ばれるドイツ風パンケーキのこと。

わたしたちがよく食べるパンケーキとは異なり、フライパンやホットプレートではなく、オーブンでじっくりと焼き上げる。
焼き方のほか、粉や卵の割合も少し違い、卵をふんだんに使用する。焼き上がったダッチベイビーは、フチはふわふわサクサク、真ん中はしっとりとして、例えるならば、シュー生地とパンケーキとクレープを合わせたような感じだろうか。

味の決めては素材。材料にこだわりたくなるシンプルさ

生地に砂糖を使わないので、そのまま食べると甘さはほとんどない。
小麦粉、バター、そして卵そのものの味に、少し塩っ気を感じるくらい。
スタンダードな食べ方は、焼き上がったダッチベイビーにレモン汁と粉砂糖をかけ、バターとシロップを添えるというシンプルなもの。
もちろんふつうのパンケーキのように、好みでホイップやフルーツ、ジャムなどをトッピングしてもよい。

材料が少なくシンプルな料理なので、素材にはこだわった方がおいしくなるのは間違いない。
今回は、富士山の麓で岩盤のミネラルたっぷり含んだ天然水と、広島産の牡蠣殻入りのエサを食べて育った鶏が生む、新鮮な卵「ごとうのたまご」を使って作ってみた。

「ごとうのたまご」は普段わたしたちがスーパーなどに買うものとは違って、本当に生まれたてすぐを養鶏場から出荷された新鮮な卵だ。
奥の赤卵は生色がオススメという、クセがなく風味のある「ふじ太郎」。手前の薄い色の卵が、やさしいコクがあり焼き色が鮮やかな「うすべに美人」。今回のダッチベイビーには後者の「うすべに美人」を使用した。

【材料】（6 1/2インチ(約17ｃｍ）のスキレット1枚分）

薄力粉                         35ｇ
牛乳                            60cc
卵                               1個
塩                               ひとつまみ
バター                         適量
トッピング（フルーツやはちみつ、ジャム、アイスなどなんでもOK）

【準備】

・オーブンに天板とスキレットを入れ、210℃に温めておく
・塩は薄力粉に混ぜておく
・卵は常温、牛乳は少し温めておくと焼いたとき生地が膨らみやすい

【作り方】

1. ボウルに牛乳と卵を入れて泡立て器でぐるぐると混ぜる。（泡立てなくてOK）
2. 2.3回に分けて薄力粉をなめらかになるように混ぜる。
3. 余熱が完了したらオーブンからスキレットを取り出し、バターを溶かす。
4. バターを溶かしたスキレットに生地を一気に流し込む。
5. 生地流し込んだスキレットをオーブンに入れ、210℃で13分～14分焼く。
6. こんがり良い色に焼けたら完成。

【注意点】

・スキレットからはみ出すくらい膨らんでも、途中でオーブンを開けない
・スキレットが熱くなるので、オーブンから取り出すときやけどしないよう注意する

オーブンから出すと膨らんだまわりの生地がしぼむが、失敗ではないので大丈夫。
焼きあがったらオーブンから出して、好きな具材をトッピングしていただこう。
ダッチベイビーはお皿にうつしてもいいし、スキレットのままでも様になる。

先にも言ったが、生地自体はわずかに塩味がする程度でほとんど味がついていないので、フルーツやホイップクリームをたっぷりのせたり、シロップやチョコソースをかけてデザートにしてもよいし、ベビーリーフやハム、スモークサーモンなどを乗せて、サラダクレープやガレットの感覚で食事としてもおいしくいただける。

今回はホイップの代わりに水切りヨーグルトとブルーベリーのコンポートを添えていただいた。
アツアツをそのまま食べるのがおいしいので、寒い季節にもピッタリ！スキレットを買ったけど、ダッチベイビーは未挑戦という人にはぜひ試してもらいたいメニューだ。