表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015

12月1日から恒例のイルミネーションが始まっている表参道。
神宮橋交差点から表参道交差点までの街路樹が約50万球ものLEDライトをまとって輝き、華やかさを増した煌びやかな町並みは、クリスマスを待ち構えるかのようだ。

イルミネーションや大きなクリスマスツリーを眺めながら、クリスマス気分を満喫しつつ、 表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015 で、ワンランク上のクリスマスパーティにピッタリな、オシャレなアイテムを選んでみてはいかがだろうか。

日本のクリスマスというのはおもしろい。信仰にまったく関係なく、さまざまな国・さまざまな宗派のクリスマスのお祝いのいいとこ取りだ。わたしもそのいいとこ取りのクリスマスを楽しむ日本人のうちの一人だが、海外の人から見た日本のクリスマスの風景は、どんな風に写っているのか少し気になるところではある。

今回はそんな日本のいいとこ取りクリスマスイベントのひとつ、ヨーロッパからやってきた「クリスマスマーケット」のお話。
現在、表参道ヒルズで開催されている「 表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015 」に行ってきた。

「表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015」と「BATOMA」

 表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015

12月3日(木)から12月25日(金)までの期間中、本館B3Fのイベントスペース「スペース オー」で行われている「表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015」。

『OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS MARKET 2015 supported by STAR OF BOMBAY』と題し、吹抜け大階段で展開しているイルミネーション演出のクリエイティブディレクションを手掛けた「場と間」のコーディネートによる、昨年に続き今年2回目の開催となるクリスマスマーケットだ。

「場と間」は、以前の記事「パンと場と間 と東京タワー。」でも紹介した、デザインやアートで感性を刺激するクリエイティブコンサルティングチーム。
フランスを中心としたヨーロッパのインポートアクセサリーやファッションなどのセレクトショップを数多く展開する「アッシュ・ペー・フランス株式会社」のセクションのひとつである。

「場と間」とは、展示会イベントを中心に、各界の才能や企業、地域が出会う企画を編集し、想像力が集う「場(場所)」を通して、街や生活の中へ創造力のある「間(空間)」を広げていく、共創(シェア・クリエイティブ)型コンサルティングチームです。5月にクリスマスの合同展示会「BATOMA CHRISTMAS」、10月にクリエイティブな感性に出会えるマーケット「場と間」を開催します。
出典:「場と間」より

表参道ヒルズのクリスマスマーケット

“ガーデンパーティーに向かう人々がクリスマスプレゼントやパーティーグッズを購入するために立ち寄るマーケット”をコンセプトに、会場内には約20店舗のオシャレなショップやカフェが出店している。

約20店舗の様々なショップでは、クリスマスツリーに飾るオーナメントやクリスマスのリース、オシャレなギフトアイテムに、パーティに持って行きたくなるようなフードが並ぶグロッサリー(食料雑貨店)なども充実していて、期間中にはクリエイターによるクリスマスならではのワークショップも実施される。

ワッフルメリーゴーラウンド
会場内にはクリエイティブスタジオ「kloka」(クローカ)によるスイーツインスタレーション「ワッフルメリーゴーランド」も登場している。
ベルギー製のオーナメントで装飾され、棒状に焼かれている珍しいお菓子「スティックワッフル」がメリーゴーランドのように回転しているマシーン。チョコクランチやナッツ、コーンフレークなどをトッピングできる容器がセットされており、ガーデンカフェで販売されているスティックワッフルを購入し、自分で好きなようにトッピングが出来るという子どもから大人まで楽しめそうなアトラクションだ。

そんなオシャレでワクワクするような遊び心いっぱいの表参道ヒルズのクリスマスマーケットだが、そもそもクリスマスマーケットとはどこの国のどんなイベントなのかご存知だろうか?

「クリスマスマーケット」とは?

本場のクリスマスマーケットの様子
出典:www.finedininglovers.comより

ドイツでは『クリスマスマルクト』と呼ばれるクリスマスマーケットは、もともとキリストの生誕を祝うクリスマス(12月25日)とその前4週間の準備期間(アドヴェント Advent)の間に、ドイツを中心にヨーロッパの各都市の広場で開催されるイベント。

ドレスデンが発祥とされるこの催しは、ドイツ圏ではほぼ全ての都市、小都市で行われる。最近ではここ日本でも行われるようになってきたが、本場のクリスマスマーケットはわたしたちが日本で目にするものよりもはるかに規模が大きく盛大である。

広場の中心に「クリスマスタワー」(英語圏では「クリスマスピラミッド」)と呼ばれる大きな塔が置かれ、冬にぴったりの体の温まるグリュワインやホットチョコレートなどが売られる。
それがマーケットの中心になり、その周りには日本のお祭りのようにたくさんの露店が並ぶ。ドイツのクリスマスにかかせないシュトーレンや、熱々のソーセージなどの手軽に食べられるフードにお土産物、中には台所用品など実用品を売る店まで、様々な店が連なり、そのひとつひとつが個性を活かした飾り付けやイルミネーションでライトアップされる。

大きな都市などで行われるクリスマスマーケットでは、メリーゴーランドや観覧車なども設置されるというから驚きだ。そうして煌びやかに飾られた広場は、夜が長く寒いドイツの冬に、暖かくてやさしく美しい情景を広げ、訪れる人々の目を驚かせ、楽しませてくれるのだ。本場のクリスマスマーケットにもいつか行ってみたい。

表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015 で見つけた、パン好きのオシャレなクリスマスにオススメしたいアイテムたち

現在表参道ヒルズで行われているクリスマスマーケットは、もちろんそんな大規模なものではない。
しかし、小さいながらもセンスの良いアイテムたちに彩られたクリスマスムード一色な空間に入ると、アレもコレもと気になるアイテムがたくさんあった。

クリスマスの定番「シュトーレン」

まずは、パン好きにとって外すことの出来ないアイテムから。
ドイツからやって来たクリスマスの伝統菓子パン「シュトーレン」。真っ白な粉雪をまとったような生地の中にドライフルーツやナッツがぎっしり詰まった、日本でもクリスマスの定番になりつつあるお菓子だ。

最近では11月中旬くらいになると、パン屋やパティスリーなどで「シュトーレン予約受付中」というのを目にするし、輸入食材などを取り扱うお店や大型のスーパーマーケットなどでも売られているのを見かけるので、パン好きでなくても知らない人は少ないんじゃないだろうかと思うほどだ。

そしてもうひとつ、こちらは初めて目にするパンだった。
こちらも同じくヨーロッパ、フランスの伝統的なおやつのひとつ「パンデピス」。

シュトーレンの次にくるのはこれ?フランスから来た「パンデピス」

スパイスのパン『パンデピス」

「パンデピス(Pain d’épices)」とは、フランス語で「スパイスのパン」という意味。
エピス(Épice)はフランス語で香辛料を意味する。おそらくまだ日本ではそんなに知名度は高くはなく、販売しているお店も少ないのだが、身体を温める効果のあるスパイスとはちみつがたっぷり使われたこの「パンデピス」。フランスでは冬のおやつの定番で特にクリスマスが近づくとたくさん店先に並ぶのだと、お店の人が教えてくれた。

「シュトーレン」にも心を惹かれたが、今回ははじめましてだった「パンデピス」と、フランスのワイナリーとL’acccent(ラクソン)のオーナー・オリヴィエさんが作る風味豊かなワインジャムを購入した。
購入したアイテムについては次回の記事で詳しく書こうと思っているので、そちらはまたの機会に。

フランスのワイナリーで作られたワインジャム

「シュトーレン」と「パンデピス」、「ワインジャム」を販売されていたのは、神戸市岡本にステキなお店を構える「L’acccent(ラクソン)」というお店だ。
フランス南東部の雄大な自然に囲まれたフレンチアルプスの自然の恵みから生まれたジャムや焼菓子、オーガニックティーに雑貨など、さまざまな商品を扱っている。

残念ながら会期の一部期間のみで出店されていたので、お店が入れ替わってしまっているのだが、一部の商品はオンラインショップでも取扱いされていたり、いろいろなイベントに出店されていたりもするらしいので、気になる方はお店のHPへぜひアクセスしてみて。
くわしくはこちらから⇒L’acccent ラクソン フレンチ・アルプスのおいしい恵み

クリスマスパーティをするなら、やはりお部屋の装飾も忘れてはならない。
リースを飾ったり、ツリーにたくさんのオーナメントをぶら下げたり、飾り付けをする時間もクリスマスの楽しみだ。

お部屋に飾る?プレゼントする?オシャレでひと味違うギフトならドライフラワーやオーナメントを贈ろう!

ドライフラワーブーケやソイワックスキャンドルを扱うCIRCLE&LINE
雑貨屋と花屋の出会いから生まれたドライフラワーブーケ「anicca」や、ロスやブルックリンのスタジオで手作業で作られる希少なソイワックス・キャンドルが並ぶ「CIRCLE&LINE」。

スタイリッシュなデザインのポストカードは、カリフォルニア州オークランドにある古い学校で、古い印刷機を使い、新しい技術によって一枚一枚手刷りで印刷されたもの。味わいのある文字やイラストが描かれたカードは、プレゼントにひとことを添えたり、クリスマスやグリーティングカード代わりに贈るのも良さそうだ。
くわしくはこちらから⇒ facebook:CIRCLE&LINE
http://www.place-co.com/

リースやオーナメントの他、プロップスと呼ばれる髭やメガネ、帽子などが描かれた紙のモチーフに棒がついたパーティグッズや、軽めのギフトから、大切な人に贈るギフトまで、いろいろなアイテムが数多く並ぶ、H.P.FRANCE BATOMA のブース。

H.P.FRANCE BATOMA のブース

マーケット会場内に設置されたクリスマスツリーに飾られ、販売されている様々な種類のオーナメントはベルギー製のクリスマスオーナメントで、珍しいカタチやデザインのものがたくさんあり、目を楽しませてくれる。

館内の吹抜け大階段に設置されている高さ8mのクリスマスツリーに飾り付けられているのとおなじもので、中でもわたしはフクロウのモチーフのものが、見たことのないデザインでとても可愛らしく気に入った。

珍しいフクロウのオーナメント

そして、「なるほど、こんな使い方もあるのか!」と、とても感心してしまった「Padonni」のカラフルなパスタで飾り付けられた、ひと味違うオシャレなリース。
特別な日のメニューとして、スープやパスタサラダの彩りにピッタリな「Padonni」のデザインパスタだが、確かにインテリアとして取り入れてもカラフルでデザイン性が高く、とても可愛らしい!

マカロニでリースをデコレーション

このリースなら拾ってきた小枝と好きなデザインのパスタ、ボンドとリボンくらい揃えれば簡単に作れそうだ。友人同士や子どもと一緒に楽しみながら工作気分で作るのも楽しいだろう。
チョウチョ型のファルファッレや帽子みたいなカタチのパスタは、裏側にピンや金具をつけてブローチやピアスにしても可愛いかもしれないな…なんてことを思ってみたり。

コンランショップやELLE CAFEなどでも見かける、イタリア生まれのキュートなパスタ「Padonni」。
最高級品質のデュラムセモリナ小麦を原料とし、伝統手法に最新の技術を取り入れたオリジナルの方法で製造されるこのパスタは、見た目の可愛さだけでなく、セモリナ粉の風味豊かな味わいとモチモチした食感が特徴でとっても美味しい。
くわしくはこちらから⇒Padonni PASTA

「シングルオリジン」にこだわる、コーヒーとチョコレートで、パーティを締めくくる。

カカオにこだわったMAROUの板チョコレート

こちらはベトナム産カカオの上質さに魅せられた二人のフランス人が作る、カカオにこだわったチョコレート 「MAROU(マルゥ)」。
ベトナム初のBean to Barのチョコレートメーカーであるマルゥ・チョコレートは、まじりけのない本物のダークチョコレートにこだわり、ひとつの産地のカカオからひとつのチョコを作る「シングル オリジン」チョコレート。

原材料はカカオ豆と、サトウキビからとれる砂糖だけ。乳化剤などの添加物はもちろん、バニラすら使わないというこだわりっぷりで、カカオ豆からチョコレートへの製造はもちろん、印刷・包装に至るまですべて現地で行われている。
ベトナムの文様が組み込まれた、異国の香りがするようなカラフルでオシャレなパッケージデザインとこだわりぬいた艶やかな舌触りのチョコレートは、贈り物としても喜ばれそうだ。
「MAROU(マルゥ)」についてくわしい情報はこちらから⇒MAROU

そして「チョコレート」と来たら、外せないのが「コーヒー」ではないだろうか。
オシャレなインテリアショップなどでも見かける人気の「NOZY COFFEE 」も並んでいた。

シングルオリジンの豆にこだわるNOZY COFFEE

「NOZY COFFEE 」は世田谷区・三宿で、おいしいコーヒーをじっくり味わえる場所としてコーヒー好きに人気の高いコーヒーショップ。コーヒー豆本来の美味しさを味わう「シングルオリジン」コーヒーにこだわって提供する、スペシャリティコーヒーの先駆者だ。

シングルオリジンコーヒーとは、コーヒー豆の生産国、生産地域、生産処理方法が明確で、またそれらが一切ブレンドされていないコーヒー豆のことをいう。そうすることによって、混ざり気のない、その土地、その豆にしかない風味と特製が楽しめる。

本当においしいコーヒーを入れるためのセミナーやラテアートのワークショップなども開かれていて、とても人気なんだそうだ。お店やオンラインショップではコーヒー豆以外に、コーヒーミルやフレンチプレス、ケトルなどのコーヒーを入れる器具も販売されている。

ちなみに「NOZY COFFEE」という名前は、オーナー能城政隆氏のあだ名から名付けられたんだとか。
「NOZY COFFEE」についてくわしい情報はこちらから⇒NOZY COFFEE

紹介した以外にもたくさんのショップが出店されていて、飲料や食材、調味料にドライフルーツのほか、コスメやファッション・インテリア雑貨、ステーショナリーなどさまざまなアイテムが並んでいる。
クリスマスマーケットは、12/25(金)まで連日行われているが、期間中出店しているショップが変わるので、気になるショップやアイテムの出店期間は要チェックだ。

イルミネーションや大きなクリスマスツリーを眺めながら、クリスマス気分を満喫しつつ、 表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015 で、ワンランク上のクリスマスパーティにピッタリな、オシャレなアイテムを選んでみてはいかがだろうか。

表参道のイルミネーション

表参道ヒルズ クリスマスマーケット 2015
■開催日時:12/3日(木)~12/25(金) 11:00~21:00
※12/6(日)・13日(日)は~20 :00、12/22(火)~25日(金)は~ 22 :00
■場所:表参道ヒルズ本館B3F スペース オー
■詳細はこちら⇒ OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS MARKET 2015

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