パンと場と間 と東京タワー。

秋晴れの青空に向かって伸びる東京タワーの下で、デザインとアートとパンにひたる。

日に日に秋が深まって、サツマイモや栗など季節の食材を使ったこの時期限定のパンやスイーツに、雑誌やレストランで見かけるジビエのメニューが気になる今日この頃です。

雲ひとつない真っ青な秋晴れに恵まれた昨日、独身時代同じ職場だった友人がいま現在勤めているブランドが出展しているというファッションとインテリアの展示会に遊びにいってきました。

お邪魔させていただいたのは、フランスを中心としたヨーロッパのインポートアクセサリーやファッションなどのセレクトショップを数多く展開する「アッシュ・ペー・フランス株式会社」が主催する、「場と間 Vol.9(BATOMA)」という展示会。

batoma vol.09

「場と間」とは、“時間を楽しむ”ことをコンセプトに、デザインやアートで感性を刺激するクリエイティブなマーケットです。一日を通して過ごす時間、 新たなカルチャーに出会うきっかけになるような場所を目指します。アー ティストやクリエイターによる個性的な作品から、インテリアを彩る多様なアイテムが揃い、ビジネス関係者はもちろん一般来場者も買い物を楽しめる合同展示会を開催する他、感性を刺激するインスタレーション、メーカーの新作発表など、さまざまな企画を「場と間」ならではのこだわりの空間で展開します。

出典:http://www.batoma.com「「場と間」とは」より

10/7(水)〜10/10(土)まで4日間行われる会期のうち、あとの2日間は入場券を購入すれば一般の方も入場が可能で、感性を刺激するようなライフスタイルにさまざまな角度から触れながら、マーケットでのお買い物やフード、ドリンクなども楽しめるオシャレでスタイリッシュな展示会です。

「場と間」に行く前に、おいしいベーカリーでちょっとひとやすみ。

展示会の会場は港区芝公園、東京タワー下の東京タワーメディアセンター内にあるスターライズタワー5階。東京タワーメディアセンターは、テレビ番組収録用の大型スタジオやレンタルスペース、セミナールームなどを備えた多目的スペース。

展示会にはお昼ぐらいにお邪魔する旨を友人に伝えていたので少し早めに近くの駅に着くように家を出て、以前から気になっていた芝公園にあるベーカリーに立ち寄って差し入れを買っていくことにしました。

日比谷通りの歩道橋から眺める東京タワー
御成門の駅から地上に出て見上げた東京タワーは、青空に映え真っ直ぐと伸びていて清々しく、なんだかとってもかっこいい感じ。

普段は近くにあってもなんとなくどこかから見えるか夜景の中のひとつのパーツとして眺める以外、あまり近づく機会のない東京タワーですが、個人的には東京スカイツリーよりもデザインやビジュアルが好みで、より東京のシンボルにふさわしい気がしています。

この日は本当に天気が良かったので、赤と白のシマシマの東京タワーに青いグラデーションに色付いた空、芝公園の木々の緑、自然の色と人工の建造物の色が重なり合うコントラストがなお美しく感じられました。

さてさてせっかくの良いお天気、東京タワーに目を奪われるのはほどほどに、オシャレでおいしい差し入れと木陰が気持ち良さそうなテラス席でのひと休みを求めて「ル・パン・コティディアン」へ。

東京タワー近くに行ったら寄り道してほしいベーカリー「Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)」

Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)店内

お目当てのベーカリーは、東京タワーのすぐ近く御成門駅から徒歩1分、芝公園の緑豊かな景色に囲まれたベルギー発祥のベーカリーレストラン「ル・パン・コティディアン」。

「ル・パン・コティディアン」のパンは、オーガニックの小麦粉と塩、水、天然酵母というシンプルな材料に伝統的な製法を用いて時間をかけて作られているそうで、素朴さの中に豊かな風味と食感が楽しめるパンをメインに、フォカッチャ、クロワッサンやデニッシュ、スコーンにマフィンなど、様々な種類のこだわりのパンが並んでいました。

bakebakerbakery_iimage030日比谷通り側から見ると、ちょうど真後ろに東京タワーがそびえ立っていています。

Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)入り口ハロウィンが近いとあって、お店の入り口では大きなオレンジ色のかぼちゃが出迎えてくれたり、おばけかぼちゃの装飾や可愛いアイシングクッキーが並んでいました。

街中でこの時期よく見かけるいかにもハロウィンみたいな感じではなく、さりげない感じの装飾でこういうちょっとしたデコレーションなら、お家のインテリアでも取り入れてみたいなと思えるオシャレな雰囲気でした。

さりげないハロウィンの装飾が可愛い店内

朝食からランチ、お茶にディナーまで、どの時間帯にも行ってみたくなるベーカリーレストラン、「Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)」

オープンは朝7:30、平日11:00までだけの限定メニューもあるそうで、レストランスペースでは緑のお庭を眺めながら焼きたてのパンと欧米スタイルの朝食プレートを楽しんだり、のんびりとしたランチや、夜はライトアップされた東京タワーを見ながらディナーもできます。店内で購入したパンやケーキ、コーヒーなどのドリンクも日比谷通り側に面したテラス席で食べたり飲んだりすることができ、ティータイムのカフェとしてもゆったりとした時間が過ごせそうです。

ひとしきり店内とたくさんのパンを見て回り、後ろ髪を引かれながらもお昼の時間も近かったので我慢しつつ、小ぶりのシナモンロールをひとつとカフェラテを注文。差し入れにはクッキーと焼菓子を購入してテラス席へ。

ランチのメニューもどうしても食べてみたかったので、展示会に行ってから友人を誘い出してのちほど再訪することに勝手に心に決めました!(笑)

テラス席にて

ランチの感想と「Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)」の書ききれなかったさらに詳しいお話は次回のブログにて。

http://www.lepainquotidien.jp/
ル・パン・コティディアン芝公園店
住所:〒105-8560 東京都港区芝公園3-3-1
TEL:03-6430-4157
営業時間:月‐日:7:30 – 22:00 (21:00 L.O.)

デザインやアートで感性を刺激するクリエイティブなマーケット「場と間 Vol.9(BATOMA)」

ひと休みを終えて、ル・パン・コティディアンを出て増上寺の横を通り、場と間 Vol.9(BATOMA)に向かうべく東京タワー下へ。
真下から見上げる東京タワーの迫力もステキです。

tokyo_tower

受付を済ませて会場内の中へ。

batoma installation "IKILU"
なかなかのインパクトの強さに圧倒されるオブジェが出迎えてくれました。

BATOMA マタギ

クリエイティブディレクターとして幅広く活躍する 戸村 亜紀 氏 によるインスタレーションでは、マタギと呼ばれる山で仕事をする方々との出会いから考えた“森と都市”をキーワードに、アーティストが手掛けるコラージュアートやオブジェと共に、“イキル”ことを問いかけるメッセージを発信します。

出典:http://www.batoma.com/#menu_4「INSTALLATION: 「IKILU」」より

会場の中は、INSTALLATIONから始まり、BATOMA INFORMATION、MARKET、TRADESHOW、CAFE SPACEなどコンテンツごとに分かれた作りになっていて、TRADESHOWのHOME&DESIGNというエリアに友人の勤めるブランド「Floyd」のブースがありました。

BATOMA TRADESHOW

人々に感動と驚き、そして微笑を届けることを使命とする三島発のプロダクトレーベル「Floyd」

富士山がモチーフになった波佐見焼のお茶碗「富士碗」や、リング部分に指を通して湯呑をつかむように持つと、まるで本当に指輪をはめているかのように見えるデザインの「CUP RING」など、ユニークでストーリーを感じるデザインが魅力的なプロダクトを発信されています。

Floyd
Froyd meltting TIGERS CIRCLE

今回出品されていた新商品は、懐かしい絵本「ちびくろサンボ」のお話に出てくる溶けてバターになってしまう虎たちをモチーフにしたプレートやマグカップ。
プレートにはたっぷりとバターとはちみつがかかった、焼きたてのふわふわのパンケーキがとても似合いそうです。

静岡県三島市にカフェが併設したショップがあり、東京だと日本郵便が手がける商業施設「KITTE|キッテ」の中や、オンラインショップでも商品が買えます。

Floyd (フロイド)
http://www.floyd.jp/

パンと場と間 とGONTRAN CHERRIER(ゴントラン シェリエ)

「場と間 Vol.9」の会場内でもすてきなベイクとの出会いがありました。
フランスで国民的人気を誇るブーランジェ・パティシエ(パン・菓子職人)、ゴントラン・シェリエ。渋谷や新宿、日本橋などにも店舗がある人気店のこちらも出店されていて、人気のクロワッサンをはじめさまざまなパンやジャム、トマトソースなどが並んでいました。

GONTRAN CHERRIER(ゴントラン シェリエ)
http://gontran-cherrier.jp/

ゴントラン シェリエのジャムの試食

ゴントラン シェリエのクロワッサン

その他にもタイ・アジア料理、ホットドックにミソスープ、ハンドドリップコーヒーやクラフトビールなどいろいろなフード・ドリンクショップが出店されていて、見る・食べるどちらも楽しめる展示会でした。

IDÉE、THE CONRAN SHOP などインテリアショップとメーカーが共に行うライフスタイル提案に企業の新プロジェクト、食品や器、フレグランスにインテリア雑貨など、「食」「アート」「インテリア」とさまざまな面からの感性を刺激してくれる、クリエイティブなマーケットという言葉がぴったりハマるようなコンテンツやアイテムが揃っています。

昨日から始まった展示会は10/10(土)まで開催されています。明日10/9(金)・10/10(土)は一般の方も入れるそうなので興味がある方や、週末に楽しそうな予定を探していた方はぜひ訪れて見てください。
 
 
場と間 Vol.9(BATOMA)
会 期:2015. 10. 7(水) – 10. 10(土) 4日間
※ 7日(水)・8日(木)はビジネス関係者限定
9日(金)・10日(土)は一般入場可

時 間:11:00 – 19:00
※ 10(土)は17:00閉場

場 所:スターライズタワー 5階(東京タワー下)
東京都港区芝公園4-4-7
東京タワーメディアセンター内
 
 
 

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